小滝そばゆかりやの板そば(南陽市)
Source【外食ログ@山形】
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おいしい蕎麦が食べたいと思ったものの、山形市内の多くの蕎麦屋はこの月曜日が定休日。そこでひらめいたのが、南陽市小滝の「小滝そばゆかりや」でした。
昔から名店として知られ、昭和の末期に一度訪問した記憶がありますが、このたび、平成以降初の入店となります。天気もいいし、さっそくGO。
板そば大もり(1.8人前)1,100円。
山の中に店を構えているので田舎蕎麦が出てくるのだろうと思っていたら、さにあらず。わりと細打ちで色もそれほど黒くない、洗練度の高い上質な蕎麦でした。
山間の土地の痩せた地域ではその昔、蕎麦はいわば救荒食としての食い扶持とされていましたが、今はもうそんなことはありません。山形市内のふつうの蕎麦店で食べるよりも上品な味わいと喉越しがあります。
刻んだあともみ洗いして辛みを落とした白ネギと、擂りおろし済みの生わさびが薬味。赤かぶと白菜の漬物が付きます。つれあいと二人で食べた「げそとちくわ天ぷら」300円も、二人で食べてちょうどいいぐらいのボリュームです。
1.8人前は、腹が重たく感じてしまう少し手前の量。このクオリティと量ならば、1,100円は安い部類でしょう。ちなみに、もりそばは700円、板そば(1.3人前)なら850円です。
昼近くには満席となり、車の中で待つ人もチラホラ。誰もがおいしい蕎麦を求めて、こんな山間までやって来ているようです。おいしいものが発するパワーってすごい。
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