山形市 蔵王温泉 最上高湯 善七乃湯
Source【メキシカンふらいやぁ】
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本日は蔵王温泉の最上高湯 善七乃湯で日帰り入浴。
個人的にまだ昔の大平ホテルの呼び名の方がピンと来てしまいます。
EV充電器があったり、ペット可の客室があったりと、蔵王でも先進的な取り組みの旅館。
現在は何やら工事中のようでした。
いつの間にか入口に券売機が設置してありました。
日本語のほか英語と中国語表記あり。
またコロナ対策のためか、仮フロントが入口に設置されています。
利用料は1000円と高めに感じますが、無料で貸切露天風呂を利用できるメリット有り。
一か所につき30分程度と時間の目安はありますが、有料貸切風呂を借りたと思えばお得ですね。
借り方は簡単で、仮フロントに置いてある各露天風呂の札を持っていくだけ。
仮フロントに札が置いておらず、浴室の入り口に札がかかっていれば利用中となります。
ちなみに浴場までの途中、休憩スペースに鍵付きロッカーも有り。
日帰り客にも嬉しい設備ですが暗くて見逃してしまいそう。
まず最初に大浴場へ。
他のお客さん達は貸切風呂を利用中のため、大浴場も貸切状態でした。
脱衣所はきれいで快適。
至る所に宿のこだわりや豆知識の張り紙があり、見てると意外と楽しめます。
成分表や温泉表示も脱衣所に掲示。
湯量が豊富で殺菌効果も高いため、源泉かけ流しが多いのも蔵王温泉の良いところ。
硫黄と強酸性が有名ですが、メタケイ酸や二酸化炭素も豊富です。
内湯は照明が抑えられ静かな落ち着いた雰囲気。
洗い場の数は十分にあり、水圧や温度調整も問題無し。
長方形の浴槽は広さも十分にあります。
内湯や露天風呂は同じ源泉で利用環境もほぼ同じ。
うっすらと青白く濁り、底には白い湯の華がたっぷりと沈殿。
硫黄臭がほんのりと香り、湯温は43℃程度と少し高めです。
続いて露天風呂へ。
サンダルが準備されていますが、どうもツルツルして使いづらいので注意。
こちらは浴槽の半分ほどの屋根があり、洗い場はありません。
浴槽は木製で内湯の半分程度の広さ。
湯温は内湯と同じですが、日差しのおかげで熱く感じます。
壁には蔵王温泉と宿の由来。
木製なのがいい味しています。
新緑に囲まれた露天風呂はなかなか快適。
日差しこそあるものの、気温も平地に比べ5~6度は低いため涼しさもあります。
ただ冬季は葉が落ちるので、たしか道路から見えていた気がします。
続いて貸切露天風呂へ。
4か所あるうち1か所が工事中で、もう1か所は貸し出し中でした。
まずは「大黒天」へ。
脱衣所は狭く、せいぜい3人まででしょうか。
洗面台に休憩ベンチだけのシンプルな造りです。
もちろん扉には鍵付きで、内湯と同じ成分表が掲示してあります。
この大黒天は蚊帳のようなテント付き。
奥の椅子は少々劣化しており、あくまで飾りでしょうか。
1か所だけですが洗い場あり。
水圧は問題ないものの、温度調整はかなりぬるめなのでガッと温度を上げて使いました。
木製の浴槽はこじんまりとしていて横に広め。
2人までは並んで利用できそうですが足は伸ばせません。
細い丸太製の湯口がいい雰囲気ですね。
恐らく宿で一番山際にある露天風呂のようです。
日
差しも直接当たらないため薄暗くひっそりとしています。
この雰囲気は秘湯感があり、なかなか落ち着く場所でした。
ただ蚊帳テントがあるように、虫だけはどうしても多くなりがちの様子。
虫の少ない初夏や秋などを狙って利用したいところです。
続いてお隣の「寿老人」へ。
脱衣所は大黒天の対称型ですね。
こちらは大黒天に比べて日光で明るく解放感がありますね。
もちろん洗い場も有り。
湯舟は大黒天と同じ木製ですが、こちらは縦長。
2人程度は入れそうですが、せっかくなら一人で足を延ばして利用したいところ。
こっちの湯口は石製ですね。
ゆったりと浸かってリフレッシュ。
飛び回るトンボにも癒されました。
少々高めの日帰り入浴代ですが、こんな立派な露天風呂が利用できるならお安いもの。
今度は入りそびれた他の露天風呂も利用してみたいですね。
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