金峰山 松尾院
Source【心の癒し~神社・仏閣巡り~】
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元明天皇の和銅元年、行基がここに野宿し、大きな松の木の下で眠っているとき、無量寿仏、観音、勢至の三仏が柱の木に留まる夢をみた。行基は山に深く入ってゆくと、夢でみた通りの老いた桂の大木があったので、これを切って三仏を彫刻した。続いてお堂を建てて、その仏像を安置して弥陀山と名づけた。そして松の木の下で、このような有難いお告げがあったことから、松尾山松応寺と呼ぶようになった。その後、六百四十年余り経って、斯波兼頼が山形城に移ってくると、国土安穏と武運長久を祈るため、山地百二十間四方を境内として寄進した。
応永年間、この寺に盗賊の一団が襲ってきて、仏像を盗み出した。賊は弥陀山を下って半郷から成沢までくると、急に天候が変わって、滝のような豪雨が降ってきた。付近一帯は洪水のようになり、賊たちは仏の罰の恐ろしさに無量寿の像を捨てて逃げ、他の二つの像も途中で置き去りにしてしまった。無量寿の仏像は洪水に流されて行方知れずになったが、観音と勢至の二仏像は、半郷の里人が大切に保存し、お堂を建てて祀った。
観音堂は昭和61年12月20日、重要文化財(国)に指定。観音・勢至の両像は県有形文化財になった。他にも山形市指定の文化財、天然記念物等が多く、参詣の人々の関心を集めている。
細い道を進みます。
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最上三十三観音の旅
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