料亭ミニツアー♪ 《四山楼》
Source【山形グルメ探検隊】
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昨日、四山楼さんのミニツアーで見せていただいてきたところ。
会合のあった2階の大広間からスタート。
100人以上入っての結婚式もやってたってお話だったけど、今はコロナで席の間隔をあけなくちゃいけないから、そんなに入れないよね〜(^^;
写真は大広間じゃなく、窓際で気になった千鳥柄の提灯。
その窓から見た中庭。波打つガラス窓越しに見る景色もよかったんだけど、女将さん、わざわざ窓を開けて直接見せてくれました♪
この間まで、道路側の紅葉がとってもキレイだったんですよねー。
仕事帰りにいつも楽しませていただいてました笑
今からは雪景色ですね!
女将さんが「庭は下から見た方がずっときれいですよ」と仰って、1階へとまいりました♪
玄関入って正面に掲げられた「四山楼」の書。
四山楼の由来は・・・ もう有名な話ですよね♪
四山楼の額を越えると、その先は洋風の間。これはそちらに置かれている壁掛け時計。
戦後、アメリカ軍の関係者の方々に食事を提供していたお礼にといただいたものなんだそうです。
SEIKOですよ(゚▽゚*)ニパッ♪
今もゼンマイを巻いて、正確な時を刻んでくれてます♪
かつて四山楼さんでは興行も行なっていたそうで、その当時の名残を示す物として飾ってあるのだそう。
中央下部に「勧進元 四山楼」の文字があるんだけど、見えるかな~(^^;
女将さんの案内で、一番奥の蔵座敷へと進みます。
行燈にかけられた紙にも「四山楼」の文字。暗がりの中でこれに明かりが灯ったら、きっといい雰囲気になるんだろうな~。
実は僕も初めて入らせてもらった、四山楼さんの蔵座敷ψ(`∇´)ψ
ここはさすがに格が違う感じ。
天井から内装、調度品と、さりげなく凄いものがあるんじゃないの~?
女将さんに、「和室にテーブル席って、だいぶ慣れてきましたけど当初は違和感しかなかったんですよね~」なんて言ってたら、女将さんも残念そうに、料亭っていうものは、お膳を並べて座ってもらった状態を前提としてつくられた世界なんだと。雪見障子も、座ったときの目線で外のお庭が楽しめるようになってるし、その目線の高さを意識して、舞子さんたちの着物の裾に美しい柄が彩られているんだと、そんな話を教えてくれました。
なるほど・・・ やっぱり料亭っていうのは「文化」なんだなと思いましたよ。
こんなの京都のお寺とかじゃないと見られないんじゃない?
誰か有名な人が描いた絵だったりして・・・
最後に玄関に戻るところ。
改めて眺めてみると、中庭ばっかり見ながら通ったけどこの廊下も雰囲気あるよね。
磨き上げられて歴史を感じさせる床板が重みを感じさせるよね。
さすが、明治からの歴史を紡ぐ料亭です!
あらためて、山形市の街なかにこんな素晴らしい魅力と文化があるってことをもっと知ってほしいと思ったよ。料亭は確かに懐には痛いけど、山形にいるならぜひ一度は体験してほしいよね。
市内に6つも料亭があるということで驚かれていた、山形市。
その料亭も、嘯月さん、のゝ村さん、そして千歳館さんが営業をやめてしまって今や3店のみ。
残る料亭文化は決して失ってはいけないと思うわけですよ。
今はまだ忘年会・新年会もやらない企業が多いってことですが、頑張って費用もかけてコロナ対策に努めてくれている料亭はぜひ応援していただきたいです!
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