昭和やそば琳の板そば(山形市)
Source【外食ログ@山形】
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緑町の「昭和やそば琳」をようやくにて初訪問。
小学校の同級生の家だったところを小じゃれた蕎麦屋にして営業する店で、以前から一度行ってみたいと思っていた店です。平日の開店直後なら空いているだろうと、ある平日の一番目の客として入店しました。徐々に客が入り、退店時はほぼ満員でした。
板大盛そば(2食分)1,000円。
今日のそば粉は……という説明があったので、日によって蕎麦粉を変えて打っているのかもしれません。
いい蕎麦でおいしいかったですが、薬味が少な過ぎ。薬味は少量であることが蕎麦のスタンダードだからこれでいいと考えているのならそれは間違い。好みは人によってそれぞれなのだから、薬味は不足なく添えて、少量で満足する人は残すというのが理に叶っている。
そばつゆは標準的。漬物は極めて浅い漬け方で生野菜的。
こういうオーソドックスなものを食べていて連想するのもなんなのですが、「そばのまるごまるご」のような量のガッツリ感、硬めのゲソ天をぱくつく下品さ、甘じょっばいそばつゆのクセ、生卵サービスの魅力、などといったものがありません。これは「そば琳」が悪いのではなく、単に食べる側の好みの問題なのですが。
客あしらいには蕎麦屋として必要以上と思われる丁寧さがありますが、それはフレンドリーでコンフォータブルと感じられるほどのものではありません。
量も男なら2人前が妥当で、「やぶ長」の板そば1,000円のような充実した食後感には及びません。
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