小国町 泡の湯温泉 三好荘 ③温泉
Source【メキシカンふらいやぁ】
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部屋で一息ついた後はいよいよ泡の湯温泉 三好荘の温泉です。
→宿泊の様子
浴場は新館の1階にあります。
脱衣所は暖房も効いていて暖かですが、少々狭く2人もいると窮屈そうです。
ただ洗面台もありますしドライヤーもあるため日帰り客でも便利です。
成分表は脱衣所の外に、温泉表示は脱衣所内に掲示されていました。
泡の湯の名の通り二酸化炭素量は相当なもの。
塩化物も多いため、湯温こそ低いですが温まり作用は高そうです。
その他の成分もタップリと含まれておりトータルで10,000mg越え。
鉄泉なのも珍しいですし、泉質名にはなっていませんが炭酸水素イオンもそこらの温泉よりも高濃度です。
それを手を加えず源泉掛け流しにしているんですから貴重です。
扉を抜けて浴室へ。
暖房のある脱衣所ほどではありませんが湯気で暖か。
窓も大きめですが薄暗く落ち着いた雰囲気になっています。
洗い場は蛇口が一つ。
温度調整は問題ありませんが水圧は強め。
シャワーヘッドは水流を変えられる便利なものでした。
ただ浴槽と近いため、他に人がいる場合は飛沫に注意ですね。
窓からは旅館の脇を流れる川が見えます。
雪景色も風流ですが、紅葉の季節などもよさそうですね。
こちらが浴槽。
石組みの重厚な作りで5人程度なら余裕がありそうな広さ。
足場は手前の角に一箇所だけありました。
湯口は窓側の左手壁面にあり、お湯の中に隠れています。
投入量は多いようで、窓側右手にある排水口から音を立てて流れ出していました。
成分のせいか、全体的に茶褐色に染まっています。
お湯は金気臭が漂い、薄黒い色に濃く濁って底は全く見えません。
表面には油膜のようなもの、底には茶褐色の湯の華が沈んでいます。
見た目にはかなりインパクトのある温泉です。
少しキシキシとした肌触りを感じました。
二酸化炭素は多いですが皮膚に泡の付く様子はありませんね。
湯温は約37℃と低く、ほのかに温かさを感じる程度。
ただ二酸化炭素と塩化物のおかげか体はジンワリと温まります。
湯上りは意外にサッパリと感じるのは炭酸水素のおかげかもしれません。
これだけ強烈なお湯なので、体を拭くとタオルが盛大に色づきます。
洋服も白いものは避けたほうがよさそうでした。
翌日の朝、ちょうど掃除の様子を見れました。
一日だけでもこれほど湯の華が出てくるんですね。
それだけ濃いってことなんでしょう。
せっかくなので何度も入浴。
2日目は清掃直後の一番風呂まで頂きました。
これだけの温泉が廃業してしてしまうとは残念な限りです。
今回はたまたま廃業の情報を知れたため泊まれましたが、広河原温泉のように急に休業に入ってしまうと行くに行けなくなりますし。
こちらも温泉好きの端くれ。
後で後悔しないよう、普段から気になった場所には積極的に足を運んでおきたいと思いました。
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