ニブルスとディナーコースと私
Source【hadesuの部屋 食いしん坊バンザ】
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山形市七日町の「ニブルス」さんにおじゃましてきました。
ナナビーンズの1階北側。喫茶白十字さんの隣に2020年4月オープンしたお店です。
店内はオープンキッチンにカウンターが6席。カウンター席からは見えなかったけど個室に2席あるそう。小規模なお店です。
メニューはコースのみ。ディナーは6,000円と10,000円の2種類。今回は6,000円のコースをお願いしました。事前予約が必要です。
今回はコース料理にワインのペアリング4,500円をつけてもらいました。
テーブルに用意されたメニュー表には具体的な料理名ではなく「柑橙」や「春焦」など料理をイメージした言葉が並びます。これを見てどんな料理が出てくるか予想するのも楽しいです。
実際に提供された料理は
・フキノトウのシュークリーム
・エビの殻を使ったジュレ
・フォアグラのオレンジソース 金柑グランマニエ添え
・焼魚 鯛
・肉 蝦夷鹿
・尾花沢の花笠そば
・スフレグラッセ
・チョコレート
といった内容
一口サイズの小さいシュークリームだけど食べると口いっぱいにフキノトウの香りが広がります。
上品な甘さで口当たりの良いクリームが好印象。
ジュレの奥に食材が透けて見える。上に乗っているのはアリッサムの花。
プリプリのエビと濃厚なウニの組み合わせです。
次はフォアグラ。上に乗っているのはゼリー状のオレンジソース。ビオラの花が添えられています。付け合せは金柑グランマニエ。
コクのあるフォアグラに柑橘系のさっぱりしたソースが合います。
緑色のソースは春菊を使ったもの。程よい苦味が良い感じです。
そしてお肉。蝦夷鹿です。保湿しながら徐々に温度を上げて焼き上げた品。
しっかり歯ごたえがありながらもしっとりして柔らかい絶妙な焼き具合です。
今までの繊細な料理と比べると違和感を感じるくらいの太麺。玉うどんみたい。食べごたえがあります。
デザートはスフレグラッセ。上に乗っているのはディル、ペパーミント、セルフィーユ。
振りかけられている雪のようなものは、カルピスとローズマリーを使ったシャーベットです。
ハーブの香りとシャーベットの冷たさで口の中がっスッキリします。
最後に出てきたのがチョコレート。四角いケースに乗せられており、ライトアップされてまるで宝石のよう。
上に乗っているのは透明な液体はアカシアのはちみつ。光が反射して美しい。食べるのがもったいないくらいの美しさです。
食事に合わせて供されたドリンクは自然派のワイン。自然派のワインらしい素材の特徴がしっかりと生かされた味わい。料理に合わせて赤と白4種類ほど出されたんだけど、それぞれの料理とのマッチングが良く美味しくいただきました。
味はもちろん見た目の美しさに驚かされました。男性一人でやっているお店なので調理から料理の提供の仕方まで一貫性があります。落ち着いた店の雰囲気も含めて満足感の高い内容でした。
お会計はコース6,000円+ペアリング4,500円+消費税で11,550円。
確かに高いけどそれに見合う内容でした。
ごちそうさまでした♪
Nibbles(ニブルス)
山形県山形市七日町2-7-15 ナナビーンズ1階
電話番号 080-3199-7030
営業時間 18:00~
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