米沢市 小野川温泉 扇屋旅館
Source【メキシカンふらいやぁ】
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宝寿の湯でランチの後、少し温泉街をブラブラ。
平日ということもあり人影はまばらですね。
そのまま扇屋旅館で日帰り入浴。
こちらは共同浴場の尼湯近くにある歴史ある旅館です。
小野川温泉では日帰り入浴情報を「湯イッター」と称してツイッターで配信しています。
こちらで事前に営業を確認しておけば間違い無し、と思っていたのですが急遽休業になる場合もあるようです。
最初に狙っていた旅館が休業だとガッカリですよ。
それはともかく、扇屋旅館はやっていたので一安心。
館内で見づらいですが、お風呂の稼働状況が掲示してあるのは現地で助かります。
しかし、館内はひっそりしていて不安になります。
フロントも人の気配がありませんし。
しかしよく見ると受付にこんな案内が。
お金を置いたらご自由に、ってことですね。
地元民向けの施設ではたまに見かけますが、旅館でもやってるんですね。
浴場へ向かう途中、掃除中のスタッフの方々にも会えて一安心です。
そんなこんなで奥の浴場へ向かいます。
浴場への道は歴史を感じさせるものが色々楽しめます。
文豪の愛用品などもあって興味深いですね。
ただ建屋も年季が入っているため、急な階段も多くお年寄りには厳しいか?
休憩所には温泉むすめ。
そういえばお土産屋でもあまりグッズを見かけません。
在庫が切れてきたんでしょうか。
そんなわけで浴場へ到着。
暖簾ではなく小さい色紙が男湯の目印。
入口脇には成分表と温泉表示。
お湯使いは贅沢な源泉かけ流しですね。
成分表は古いものと比較的新しいものの2つ表示。
少し薄まったようですが成分自体は変わっていない様子。
硫黄分も構成が変わっていますね。
L字型の脱衣所はなかなか広々しています。
機器もいろいろと揃っており、館内に比べるとリフォーム済みなのか新しく見えます。
ただ手入れが行き届いていない感じがあり気になります。
浴室への入り口脇には通気口。
硫化水素も含まれているそうなので中毒防止ですね。
ガスは空気より重いため足元にあるようです。
檜の湯舟はよく聞きますが、脱衣所まで檜とは。
色々とこだわりが見えます。
そして浴室へ。
タイル張りの洗い場と浴槽のシンプルな造り。
洗い場にはシャワーが2ヶ所。
温度と水圧は弱めですが使うには問題無し。
シャンプーはありますが、ボディーソープではなく石鹸でした。
長方形型の湯舟は十分な広さ。
横に並べばある程度大人数でも入浴できそう。
奥の角にある湯口から注がれたお湯は反対側の縁から溢れています。
お湯はうっすらと白い濁りがありますが、ほぼ無色透明で匂いも無し。
べたつき感もなく、サッパリとしたお湯です。
湯口の付近でようやく微かに硫黄臭がします。
湯口には白い綿のような硫黄花が出来ていましたが、湯舟の中には湯の華は少なめです。
この湯舟の湯の華も、きっと湯口のものが剥がれたものなんでしょうね。
先客がいなかったのか、表面は45~46℃と高温。
かき混ぜても44℃と熱めですね。
換気扇が強力で浴室の気温は高くありませんが、のぼせには注意。
温まりの成分ですし休憩しながら出たり入ったり。
クーリングしながら外を見ると、大きな窓から開放的な眺めが見えました。
もしかして向かいの旅館から見えちゃう?
結露したままにしておいた方がよかったかな?
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