手打ち・つけ汁うどん処てる井の肉汁うどん(新庄市)
Source【外食ログ@山形】
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新庄市金沢の山手のほうにある「手打ち・つけ汁うどん処てる井」を初訪問。
2015年11月にできた、手打ちで、しかも汁につけて食べるという、「武蔵野うどん」の店なのだそう。
浅学寡聞にして「武蔵野うどん」というものを知りませんでしたが、東京多摩地方や埼玉県西部に伝わる郷土料理で、ハレの日に食べられることが多かったコシの強いうどんのことのようです。
ざるに盛ったかなり太くて茶色がかった強烈なコシのうどんを、温かいつけ汁につけて食べるスタイルが一般的なのだとのこと。それを山形県にいながらにして食べられるというわけです。
肉汁うどんの並盛り700円。並盛りは並、中、大、特、特々の5段階のいちばん量の少ないものですが、それでも400gもあって、なにせかつて見たこともないようなぷっというどんなので、食べれば充実の量です。
色も、小麦色と言えばいいのでしょうか。2本ほどをたぐってつゆに浸してぞぞっと啜れば、それで口内がうどんでいっぱいになります。
これはもう、うどんの既存概念の外側にあるものだなぁと思いながらも、とってもおいしいし、楽しい。
肉汁、きのこ汁、炙り鴨汁など、多くの全メニューがつけ汁うどんの形態をとっています。
肉汁とは言っても、ラーメンスープのような脂っこくて肉々しいものではなく、豚肉で出汁をとった醤油だれにその豚肉と長ネギ、油揚げが入っているといった感じのものです。
薬味のネギもいっぱい添えられていてシアワセです。
インパクトあったなぁ。これはもう、山形県のうどんマニアならばぜひ一度は店に足を運んで賞味しておくべき逸品だと思います。
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