米沢市 白布温泉 西屋
Source【メキシカンふらいやぁ】
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休暇を利用して白布温泉の西屋へやってきました。
ふもとの米沢市内は雨模様でしたが、白布温泉へ登る途中から雪に変わります。
ただの雪道よりもたちが悪いシャーベット状でスピードが出てると曲がれませんね。
そんなわけで白布温泉は雪景色。
今年は少雪過ぎて逆に安心する光景です。
西屋旅館の駐車場もすっかり雪に埋もれていました。
しかし旅館までの通路はちゃんと消雪されています。
温泉を使って通路の消雪とは湯量が豊富だとはいえ贅沢な限り。
日帰り入浴受付していましたが本当は毎週火・水曜は休みなんだとか。
たまたま受入日だったようでラッキーでした。
建物は年代物ですが館内はリニューアルされているのか古さを感じません。
寒さ対策のためか、左手のフロントはガラス戸で仕切られています。
白布温泉でも唯一残った茅葺の建物ということもあり市の認定も受けているようです。
浴室は旅館の奥ですが、道なりにカーペットが敷かれているので一安心。
メインの滝湯の他、貸切の家族風呂もありますが宿泊者専用のようです。
トイレの近くにあったのは共同の洗面台のようです。
よく見ればお湯の蛇口が析出物でコッテコテ。
ここも源泉利用のようで贅沢な限り。
温泉棟に到着。
手前が男湯、通路の奥が女湯です。
通路下をオーバフローしたお湯が流れていくという、とんでもない状況に感動。
男湯対面の壁に成分表を発見。
刺激の少ない湯治に向いているお湯ですね。
弱いアルカリ性と豊富なメタケイ酸で美肌効果も高そうです。
全面木造の脱衣所はシンプルですが広さは十分。
ちゃんとドライヤーもあるのは嬉しいですね。
壁には入浴の注意がぶら下がっています。
西屋だけでも400ℓ/minとは恐れ入ります。
そして浴室の説明書き。
こちらはその不便さも含めて温泉を楽しみに来ておりますので大丈夫ですよ。
いよいよ浴室へ。
御影石と木造の浴室で日中でも暗い雰囲気。
奥の湯滝の豪快な音が響きますが不思議と落ち着きます。
シャンプー類はありますが洗い場は無いため浴槽から汲んだお湯を使います。
シャンプー類の名前が「秘湯」とは小ネタっぽくていいですね。
浴室は密室ではなく、天井には大きな隙間が空いています。
お湯の熱気で多少マシですが、冬場はやっぱり寒いですね。
先ほどの通路を通して光が差し込んでいます。
これ、壁じゃなくて引き戸になっているんですね。
オープンできるし上部は摺りガラスですらありません。
だから男湯が手前側だったんですね。
浴槽は正方形の御影石造り。
湯滝と上がり湯からお湯が流れ込んできています。
浴槽の全面からお湯があふれているため足元も冷たくありません。
広さは4~5人程度なら余裕がありそうで意外と深さがありました。
お湯は無色透明で微かに硫黄臭あり。
暗いこともあって湯の華はよくわかりませんでした。
本来はかなり熱いお湯だそうですが、冬季のため約42℃と快適でした。
室内が寒いので一度入ると出るに出られず、ついつい長湯してしまいそうです。
浴室の奥にあるのが上がり湯。
こちらは加水もない源泉100%。
60℃と高温のため、入浴前に汲んでおいて上がる際に被るのが作法だそうです。
ただ本日は48℃と大分低かったので、そのままかけ湯に使わせて頂きました。
そして一番奥にあるのが湯滝。
天井近い湯口から豪快にお湯が投入されています。
水量もあるため結構な衝撃が来ました。
平日なうえ悪天候なこともあったのか終始独り占め。
おかげでゆっくりじっくり温まれました。
いいなぁ、今度ゆっくり泊まってみたいですわ。
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